2021年12月15日にWindowsUpdateに配信済みのWindows10 21H2/21H1/20H2/2004用セキュリティ更新プログラムである KB5008212 をインストールするとOutlookの検索が正常に動作しなくなる不具合が発生しています。

検索しても最近のメールが検索に引っかからない、インデックスの再構築を行なうと検索可能になるが、更にまた新しいメールに関しては検索に引っかからなくなるようです。
既に昨年末の時点で、一部の御客様からは検索んみ引っかからないメールがあると言う御問合せを頂いておりましたが、年末年始と言う事でまだ情報が出回っておりませんでした。

 

修正更新プログラム提供までの一時的回避策として以下手順でレジストリを設定するようMicrosoftが案内しております。
なお、この設定を行なうとインデックスを使わずに検索するようになるので、メールデータが多ければ多い程に検索結果が出るまで時間がかかるようになります。大量のメールがある場合には相当な時間がかかるので使い勝手は非常に悪くなります。

レジストリエディターで誤った操作をすると最悪PCが起動しなくなる事もあります。十分御注意下さい。

1.[Windows]+[R]キー押下、『ファイル名を指定して実行』に『regedit』と入力してエンター

2.『ユーザー アカウント制御』ウィンドウが開いたら『はい』選択

3.レジストリエディターが起動したら『HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows』を開く
 (順番に辿っていって下さい)

4.『編集』 → 『新規』 → 『キー』を選択し、『Windows Search』と名前を付けてエンター

5.作った『Windows Search』を選択、『編集』→『新規』→『DWORD (32 ビット) 値』を選択し
 『PreventIndexingOutlook』と名前を付けてエンター

6.『PreventIndexingOutlook』を右クリックし『修正』選択。『値のデータ』に『1』と入力し『OK』選択

7.レジストリエディターを終了して、Outlookを再起動

元の設定に戻すには『PreventIndexingOutlook』の『値のデータ』を『1』にするか、
作成したDWORD値の『PreventIndexingOutlook』自体を削除して下さい。