アドウェアと言うのは、広義では広告表示を目的とした無料のソフトウェアの事です。
インターネット閲覧中に表示される広告などもその一つと言えます。
ここでは、有用なソフトに見せかけてユーザーの求めていない勝手な挙動をする悪質な物について御説明します。
主な挙動
PC起動時や定期的な時間で強制的に広告を表示したり、(嘘の)システムトラブルやウイルス検知のお知らせなどがポップアップ表示する物があります。検知したものも完全に嘘ならともかく、真実に嘘を織り交ぜたり、別に問題の無い物であっても大袈裟に危険を訴えるなどの物も多くあります。
また、インターネットブラウザにユーザーが意図しないツールバーが追加されたり、インターネットブラウザを開いた際に一番最初に表示されるページを変更されたりします。
他のアドウェアまで追加でインストールしようとするものもありますが、中には裏でこっそりとウイルスのダウンロード・インストールを試みる物まであります。
嘘のシステムトラブルやウイルス検知を表示する物になると、トラブルがあるのを装うために余計な動作をしてPCの動作を非常に重くする物もあります。
ブラウザのトップページが変えられていると
なお、インターネットブラウザを開いた際に一番最初に表示されるページが、「Hao123」とか「Babylon Search」、「Delta Search」などに変わっていた場合、既にアドウェアがインストールされてしまっている可能性も高いです。
セキュリティ対策ソフトでは防げない
こういったアドウェアはたいていユーザー自身が気づかずにインストールしてしまっている事が殆どです。単に広告を表示するだけのソフトであったり、人によっては有用な物であるという判断のため、セキュリティ対策ソフトでは防げない物が殆どです。
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