スパイウェアと言うのは、ユーザーに気づかれず、もしくはユーザーの承認を得ることなくPCに不正侵入し、ユーザーの行動や個人情報を収集して送信するソフトウェアの事です。
特徴
基本的には個人情報を盗むことが目的なので、PC内に入っていても目立つこともなく、またPCの動作を極端に重くする事もないまま活動をしますので、ユーザー自身は違和感なども特に感じず、その存在にはなかなか気づかない場合が多くあります。
Web閲覧時の広告表示技術も
インターネットブラウジングをした際のユーザーに関する情報をクライアント側に記録するCookieという技術があります。
通販サイトなどで一度見たり検索しただけの商品なのに、違うサイトの閲覧時にまでその商品や関連した商品の広告が何故か表示されるという経験した方は多いと思いますが、これがCookie(特にTracking Cookieと呼ぶ)によるものです。
特定のサイトでの行動が他のサイトでも利用されてしまうと言う事なので、スパイウェアと同じと見る向きや、広義ではスパイウェア扱いされている場合もありますが、どのサイトでも似た広告を表示する程度のものであれば個人を特定できる情報ではない為、違法ではありません。
悪質な物は駆除される事も
悪質な物としては、ユーザーが行なったキーボード入力や操作を監視・記録して、その情報を流出させるキーロガーと言われるもの、PC内にある特定の情報が記録されたファイルを外部へ転送するもの、などが有名でした。
最近では、モバイルPCなどに内蔵されたGPS情報を外部へ転送するもの、PCに搭載または接続されたカメラを勝手に有効にして写真撮影や動画撮影を行い、そのファイルを外部へ転送するもの、などもあります。
悪質なスパイウェアに関しては、現在では多くのセキュリティ対策ソフトでウイルスとして検知されて駆除されるようになっております。
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