デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、スマートフォンなどで記憶媒体として良く利用されることが多いのが「SDメモリーカード」です。
SDメモリーカードとは
松下電器産業(現パナソニック)、サンディスク(現ウエスタン・デジタル)、東芝の三社による共同開発規格として発表された。その後、三社が「SDアソシエーション(SD Association、SDA)」という非営利団体が設立され、現在では多数の企業が会員として参画、業界標準規格策定や普及促進を図っており、基本的には「SDアソシエーション」が策定した規格に沿っているフラッシュメモリーカードをSDメモリーカードと言う。
一昔前の特定メーカーの独自仕様のメモリーカードが乱立する事を防げている利点はあるが、小型化・大容量化・高速化の要望を満たすために、同じSDと言う括りの中に複数の規格が作られていった為ユーザーにとっては分かりにくくなっているのも事実である。
「SD」とはサンディスク、東芝の見解によると「Secure Digital」の略だそうであるが、別にセキュリティ的に優れていると言う訳ではない。
主に携帯電話やデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等で多く使用されるメディア。
規格の違いや相性で読み書き不可の場合も
一言でSDメモリーカードと呼ばれますが多くの規格があります。
そのため、SDメモリーカードの規格に対応していないカードリーダーなどに接続した場合、読み書きが遅いだけならまだしも、まったく読み書きできない事もあります。
「お客さんから預かったSDメモリーカードが読み込めない」という相談がたまにありますが、対応したカードリーダーに接続していなかったというケースが多いです。
現時点ではSDXC対応のカードリーダーがあれば大丈夫な筈です。
また、非常に厄介な事にカードリーダーとの相性が悪いと言うケースもかなりの頻度であります。
違うカードリーダーに変えてみると、あっさり読み書きできる事もありますので、SDXC対応のカードリーダーを何種類か(違うメーカー製)用意しておくのも良いかも知れません。
割と壊れやすいです
SDメモリーカードに限らず、メモリーセルに記録する方式(SSDやUSBメモリー等)の物は、メモリーセル自体の書き換え可能回数に上限があります。
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